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「フルグラ」のビジネス成功事例にみる 略語商標の優位性と注意点とは

「デジタルビデオカメラ」や「テレホンカード」 などの一般名称は識別力を持たないため、商標登録の対象とはなりませんが、構成部の一部を取り出して、「デジカメ」や「テレカ」とし新たなオリジナリティある略語を造語とすることで、類似が存在しない限りは商標として登録ができる可能性があります。

このように、一般名称の構成部の一部を取り出した略語のネーミングで成功をおさめているものとして「フルグラ」が挙げられるのではないでしょうか。

「フルグラ」は「フルーツグラノーラ」の略語であり、カルビー株式会社が1991年から製造販売している大ヒット商品です。

この、「フルグラ」は新製品ではなく1989年に「グラノーラ」として販売が開始された商品でありますが、2年後の1991年にフルーツを加えた「フルーツグラノーラ」に変わり、2011年に「フルグラ」としてネーミングが変更され販売が開始されました。ネーミング変更が功を奏したのか、爆発的なヒット商品となり、グラノーラ市場における起爆剤となったのです。参照:http://www.bizcompass.jp/factory/003.html

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