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キリマルラーメン和解で考える、権利を振りかざすだけが正義の時代なのか

2018年10月23日、「キリン」の商標権を巡り係争していた飲料大手キリンと小笠原製粉が和解したことが分かりました。小笠原製粉が53年続けた「キリン」商標を使用をやめることとなり、これまで販売してきた即席麺「キリンラーメン」の名称を「キリマルラーメン」に変え、今月30日より販売を開始します。

新名称を楽しんで決め、ブランド再構築へ

 

小笠原製粉は2018年7月より新名称を公募し、インターネットやイベントを通じた投票などで8月に「キリマルラーメン」に決定しました。長年親しんだブランド名が使えなくなることを楽しんだ形。様々な企画で、楽しんで名前を決め話題となり、新名称を募集した際には、1万753通もの応募があるなど反響も大きく、多くの消費者を巻き込みながら「キリマルブランド」の再構築を図っています。