top of page

新GTLDのTOP20ランキング(2020年8月)

2020年8月1日時点で、新gTLDのドメインネーム登録件数は前月比10万件減少し、約3,519万件を記録しています。

新gTLDのドメインネーム登録件数は2019年11月中旬、初めて3,000万件を超えました。

その後も成長を続けてきましたが、2020年に入って増加ペースが次第に鈍化し、6月には減少に転じました。 2020年の増減数を見ると、210万件増 (1月)→ 120万件増(2月) → 74万件増(3月) → 17万件増(4月) → 60万件増(5月) → 6万件減(6月) → 9万件減(7月)→ 10万件減(8月)と、今月は減少幅がより拡大しています。 このような傾向は、急成長してきた1位の「.icu」の増加ペースの鈍化が影響していると見られます。

新gTLDの登録件数TOP20は下記の通りです。


8月1日現在のデータです。

順位変動(前月比)新gTLDドメインネーム登録件数



今月は、20位内の新gTLDのうち、1位の「icu」(22万件減)、2位の「.top」(6万件減)、12位の「.live」(6万件減)の大幅な減少が見られます。

「I see you」の略語である「.icu」は、2019年11月中に375万件の登録件数で初めて1位に上昇し、2020年1月1日には新gTLDとして初めて500万件を2月1日には600万件を超えました。 2020年の月間増減数を見ると、98万件増(1月) → 132万件増(2月)→ 21万件増(3月)→ 10万件増(4月) → 2千件減(5月)→ 5万件減(6月)→ 3万件減(7月)→ 22万件減(8月)と、5月に減少に転じ、8月に入って大幅に減少していることが分かります。 「.icu」が初めて100万件を超えたのは2019年7月のことで、その1年後である2020年7月以後、ドメインネームの非更新による影響が反映されていると思われます。低価額で登録可能な「.icu」は、違法ダウンロードサイトに使われるケースも多く、多くは摘発されるとすぐサイト閉鎖されます。このような違法サイトや未使用ドメインネームの非更新が続くことで、今後「.icu」の登録件数の大幅な減少とともに、新gTLD全体の登録件数の減少に影響を与えると予測されます。 一方、5位の「.online」と16位の「.store」の場合、それぞれ5万件と2万5千件増加しており、これらの新gTLDはオンラインショップ系のドメインネームとして使われることから、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、引き続きネット通販サイトが拡大傾向にあることが伺えます。しかし、「.online」などを利用した詐欺サイトの被害も増えていますので、引き続きご注意ください。

関連記事 急増する詐欺サイト!.XYZや.ONLINEなど見慣れないドメインにご用心!

本件に関する詳しい内容につきましては、お問い合わせください