ハッシュタグとは言葉やスペースの無いフレーズの前に「#(ハッシュ記号)」を付ける形のラベル。Facebookやインスタグラム、TwitterといったSNSに投稿したメッセージにおいて言葉やフレーズの前にハッシュタグを付けることで、同じタグ付きの投稿の情報収集ができるもの。

特に、近年の高校生以下の若い世代は検索エンジンではなく、タグで情報収集をする傾向にあると言います。また、ハッシュタグをキャンペーンで使用することで、消費者が気軽にその対象となるキャンペーンに参加することができ、企業側もその反応を簡単に集計することが可能。また、SNSでの使用の域を超え、テレビコマーシャルに使用する企業もあり、今、ハッシュタッグは、ブランディングや顧客エンゲージメントのために重要なマーケティングツールとなりつつあるのです。
「#」商標の様々な活用と戦略
日本の商標データベースであるJ-PlatPatで、「#」から始まる出願商標を確認したところ、111件の商標が確認でき、出願年で見た出願件数の遷移は下記通り。Instagramの登場により「#」の検索数が増加したのが2014年以降。これと同時期に商標の出願件数が増加していることがわかります。