独自のサイクロン掃除機や羽根のない扇風機など、革新的な家電を数多く発表してきたdyson社。家電メーカーだったはずの同社が、電気自動車の開発を始め、更なる革新を続けています。
dyson社の徹底した秘密主義
固体電池を採用したEVを2020年までに開発を発表しているdyson社。自動車等が対象となる12類での出願を確認したところ、オーストラリア(AU)、アメリカ(US)、シンガポール(SG)、スイス(CH)、ヨーロッパ(EM)への出願商標5件が確認できます。

注目して見ていただきたいのが、赤枠で囲んだ出願日。出願日はいずれも2017年9月25日。これは9月27に公表される2日前の出願です。公表直前の出願を徹底して管理していることがわかります。自動車業界の技術競争が激しいことから、マックス・コンツCEOが、「できる限り詳細を機密にしたいと考えている」という内容のメールを社員に向けたという通り、出願時期においても細心の注意を払っていることが見受けられます。
