新gTLD Monthly Report 12月版を発行いたしました。
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Contents 1. 新gTLDファーストラウンドの状況 2. ブランドTLD活用情報 3. ブランドTLD活用事例 4. ブランドTLDの活用ステータス変更の分析 5. 運用状況
Summary
新gTLDファーストラウンドの進捗を意味する「Completion Ratio」は、2016年12月25日時点で前月末比0.63%p伸びた97.15%である。2016年以内に新gTLDファーストラウンドの最終結果の輪郭を見ることはできなかった。
gTLDのドメインネーム登録件数が今月また下落(月間ベース)した。「.com」は、先月の約34万件減少に続き、今月約99万件大幅減少した。
2016年12月25日時点で、新gTLDのセカンドレベルドメインネームは、先月末比5.92%増加し約 2,749万件を記録した。全体的にgTLDやccTLDが減少又は伸び悩んでいる中で、唯一新gTLDだけ着実に成長している。
先月14位であった「.loan」が約53万件急増し、6位となった。
2位の「.top」は純増加件数でみると、毎月大きく増えている一方、1位の「.xyz」の平均増加件数は約5万件に留まる。
ブランドTLDのセカンドレベルドメインネーム登録件数は、この1カ月の間617件増え(9.54%)、12月25日基準、6,295件を記録した。
先月比でみると、「準備中」が577件と大幅増加した。この1カ月の間、「.audi」に約500件のドメインネームが一気に登録され、まだ活用されてないことが大きく影響する。
2016年1月と12月のブランドTLDドメインネームを比較したところ、各ドメインネームはその活用方法が最初の段階から決まる傾向があった。
ブランドTLDドメインネームのステータスには変動が多く、一度活用が開始されたドメインネームでも、活用されなくない場合もある。
ドメインネームはその活用状況やステータスに変動もあり、流動的なものである。特に、ブランドTLDに関しては、多くの企業がブランドTLDへ切り替えすることを考慮し様々な試みをしており、試行錯誤の時期だと言える。