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ICANN(IANA)監督権限移管に関する意見募集

現在のドメインネームを取り巻く事象に一つに、ICANN(IANA)の監督権限の民間への移管に向けた動きがあります。現在移管提案がされ、パブリックコメントが募集されています。

日本インターネットガバナンス会議(IGCJ)では、パブリックコメントに向け日本国内で準備を進めており、昨日パブリックコメント草案が公開されました。IGCJではパブリックコメントの賛同者を募っており、以下はIGCJによる意見募集告知です。是非ご一読頂き、インターネットドメインと日本国内における活動の理解を深めて頂ければと思います。

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IANA監督権限移管提案への意見提出に向けた賛同者の募集

皆様、

IANA監督権限移管提案に対する提出意見に向けて、国内のコミュニティから賛同者を募集します。

インターネットは米国から始まったという歴史はありながら、今は世界中で利用され、特定の体制に属さない自律、分散、協調、そして利用者中心のボトムアップの精神に支えられて今日まで発展してきました。このたびのIANA機能における監督権限の移管は、これまで歴史的な経緯から米国政府による監督という体制がとられてきたIANA機能が、今回の意見募集の対象となっている提案(以降、本提案)を施行することにより、民間主導の体制に移管されることになります。すなわち、先に示したインターネットの精神に基づいた体制になるという点で、今回の移管は、大きな意味を持っています。

このような位置づけを持った提案を支持することは、「よりコミュニティベースとなるインターネット基盤運営への支持」をインターネットコミュニティのメンバーとして明確に示すという意味合いを持ちます。

提案に対して特段の懸念がなく、このまま施行して問題ないという場合も含め、多くのインターネットコミュニティメンバーから提案への支持が表明されることは、提案がインターネットコミュニティからの幅広い支持を得ていることを示すことにつながり、 NTIAや米国連邦議会での承認を後押しすることになります。

このため、国内のコミュニティメンバーとして有志で提出する意見を策定することにしました。意見提出にあたり、多くの賛同者を示すことでより効果的となるため、賛同者を広く募っています。このメールは転送自由ですので、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ご紹介ください。

もちろん、皆さま自身が直接意見を提出なさることも大歓迎です。 その際に、この提出意見をご参考にされることに、問題はありません。

本提出意見に賛同する場合は、その方のお名前も記載して意見提出することになります。これら、意見の趣旨に賛同できる場合は、賛同の表明をお願いします。一人でも多くの賛同をいただければ幸いです。